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日産の衰退
2024.11.14
経営不振と大規模のリストラが騒がれている日産。
35年ほど前まで2大メーカーが凌ぎを削っていた時代がありましたね。
バブルの潮流に乗って【シーマ現象】などもありましたが
あのV6のパワーはともかく、エアサスや電装系の故障は酷かった。
一方の、トヨタのクラウンの7Mエンジンもオーバーヒートや
それによるヘッドの歪みがお約束だったんですけど・・・
そのあとの【インフィニティQ45】と【セルシオ】で決定的な差異ができましたね。
個人的にはこれがその後の双方の印象を決定づけたように思います。
よく覚えてるのは
インフィニティのレザーシートの質感と硬さが不粋で、
目につくデジタル時計は
シルビアやサニーと同レベルの青色液晶で、
とにかく内装が価格に見合ってなかったのと
パワー重視なのか乗り心地も高級感は微塵も感じませんでした。
走りも甚だ期待外れ。
イチローの愛車という触れ込みを一生懸命謳ってましたけどね。
日本でのレクサスは平成17年頃からのスタートでしたが
海外ではこの頃のセルシオの優位性が
そのままレクサスブランドを確固たるものにしました。
その後の販売台数の格差は周知のとおり。
もうひとつの要因は
耐久性能に明らかな差がありすぎです。
ただでさえ日産の経年劣化は酷いもんですが、
日本のような殆どの道が舗装されていて、
車検があり、綺麗好きで洗車習慣があり、
部品や用品が安価で手軽に手に入る国ならまだしも、
広大な土地を有し、舗装されていない悪路で、常に砂埃と風雨に晒され、
油脂や部品の供給もままならない国々での
過酷な状況に耐えれたのが
トヨタ車だったということです。
1998年に中古車の輸出が解禁になって、
一気にトヨタ車の海外バイヤーからの需要が増えました。
それにより、リセール価格(下取り値)もが上がり、
乗り換え時の負担がほとんど無くなるという好循環になったわけです。
いまだに日産は
○【〇●クラス国内販売ナンバー1!】だの、
○電気自動車でサーキットのバンクを走っただの、
(そんなの誰が求めてる??)
○有名タレントを用い、
他社とのOEMの軽自動車をTVCMでバンバン垂れ流し続けて
費用対効果はどうなんと僕らごときに心配される始末。
僕が日産の車をあまりお客さんに勧めないのは
これらのことが常に根底にあるからです。
あしからず。